第3話

「ぱぱ、しーちゃんは?」




父さんにべったりとくっつき尋ねる紫苑





「もちろん紫苑もだよ。

紫苑はパパの大切な娘だよ。

産まれて来てくれてありがとう。」





そんな紫苑を愛おしそうに抱き上げる





「父さん狡いよ。紫苑は俺のだよ。」





長男の響が父さんの腕の中にいる紫苑を抱き上げる





社会人で県外の大きな会社で働いている





「父さん、俺こそありがとうね。」





爽やかに笑い父さんと似た笑顔を浮かべる





「親父、ありがとな。」





ぶっきら棒だけど優しい次男の仁




大学生




「父ちゃ〜ん、大好き。」





父さんっ子な三男の蓮凛





少しチャラい部分もある青春真っ只中の高校生

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