第2話

「ぱぱ、いっしょにねよ?

にぃにも、ねよ。」





4歳になったばかりの妹





待望の中産まれた女の子





可愛くて仕方ない






しかも、年が離れているため特に可愛い






その証拠に今でも家族みんなで川の字になって寝ている





「響、仁、蓮凛、伊織、結弦。」





僕たち兄弟の名前を呼ぶ父さん





働き始めて家を出た兄貴たちも今日は家に帰って来ている





いつまで続くか分からないけど年越しは必ず家族で過ごす





これが桐生家のルールだ






「おかえり。そして、俺の子供に産まれてきてくれてありがとう。」





毎年父さんは僕たちにそう言ってくれる

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