第39話

まず、時を遡ろう。


レオとのことがあった次の日...



「雅...くん?」




「ん?」




優菜が言いたいことはなんとなくわかる。




「そ、そそその首の包帯どうしたの!?」




「昨日絡まれて首やられた。」



女遊びで包帯は流石に巻かないだろうから、そういうことにしとく。




「昨日いなくなったと思ったらそんなことが!?」




「ごめん、




心配かけた?」




突然いなくなったわけだし、


携帯に何通か連絡きてたけど昨日は無視しちゃったからな。




俺は申し訳なさそうに優菜の顔を覗いた。




「わっ、...心配したよ?


でも学校来てくれて安心したよ!」





「そっか?」



優菜の反応がちょっとおかしい気もするけど大丈夫らしい。

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