第20話

「今日こそ来るよな?なっ?」





「...行けばいいんだろ。」




空き教室に来ると、奏に詰め寄られ俺は仕方なく百嵐に行くことにした。



まぁ、今日は初めから行くつもりだったけど。




――――――――






「...。」




「...瑠樹、なに難しい顔してんだ?」




「いつも通りじゃね?」




鳴海はそう言うが...。





確かに瑠樹の表情の変化は分かりづらい。


しかし、いやでも俺はその細かい表情の変化に気づくからな。





まぁ、ただの考え事かもしれねぇしほっとくか。





「んー。」





そんなことを思っていたら右肩に重さがのしかかった。

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