第19話

「じゃあ、これで決まりですね!」




そう言った学級委員が黒板に書いたものは...




「「「「「賛成!」」」」




"執事・メイド喫茶"




なんか...





(THE定番な展開でごめんなさい。)










珍しいのやるんだな。





(え?あ、そうだよね!...珍しいよね!)







「絶対、雅くんと奏くんヤバイよね。写真撮ってもらわなきゃっ!」



「そうよね!このクラスでよかったぁっ!」



女子勢がそんなことを話しているとは露知らず、雅は教室を出ていこうとしていた。




「雅っ、待てよ〜。俺を置いてく気か?」



俺が席を立つと奏は後ろからついてきた。




「もう、用事は済んだだろ。」



「まぁ、そうだけどさー。って、そうじゃなくて、俺を置いてくなって!」




言わなくてもついてくるだろ、お前は。

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