「こーのポンコツ!!」


教室に戻ると、一部始終をみていたマユちゃんが私に喝を入れる


「すいません」


「一言くらい、いえっての

驚かせてごめんねーとか

ありがとうとかさー」


「だっていきなりすぎてなにもいえるわけないよ、かっこよくてうれしくて····もうほんと」


「·····ばか。ほんとばか」


「あっでも、飲み物は分かった

ファンタ飲んでた!!!」


彼の好きなものリストにメモらないと


「·····そんなのどーでもいーよっ」


「うっ…でも、ちょっとは近づいたと」


「ぜんっぜん!」


そんなはっきりといわなくても



「はぁ。ほんとしょーがない

あ、タイミングよく…ケイトーちょっとまってー」


「え?あ!!そ、その方は」


いきなり廊下にむかって

歩いてた人に声をかけよる


廊下のまどに手をおいてマユちゃんがその方と話す


「おう、エビマヨ。なんかよー?」


「エビマヨはやめろっつの·····ちょっとまってて、ランカーこい」


私を窓まで来るように手を招く

その方は先程の6人の中の1人


ケイトさん



「あんたさー仲良いよねハヤトくんと」

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