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「やっぱり自販機だったね」

角に隠れて彼をふくめた友人6人をみる


自販機の前でじゃんけんをして…たのしそうにすごい笑ってる


そして、じゃんけんに負けたその内の1人が6人分の飲み物を取り出し、こちらにむかって歩きだした


「…ほら、今行きな」


「え!!ほんとに!?今!?

あの友達の中話しかけるのはちょっと…」


距離が近づくにあたり、心臓が波打ちだした


「いーから!いけ」


行けっていいながら私をおす


私は彼のいる6人の前に押し出された

「ぅわっ…とっとっと」




「うおっびっくりしたー」

「いきなり」

「大丈夫ー?」

「お前が通行のじゃましてんだろ」

「え、ひでー」



「·····あ、あ」


いきなり飛び出し、彼と目が合う。時が止まった…気がしたのは私だけでなにも言わない私に構うことなく…すぐに行ってしまった

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