第3話 機巧勇者
夜も更けて周りの戦闘音も聞こえなくなった頃。俺ら第0軍奇襲部隊は人軍(人類側の軍の通称)の野営地に侵入に人軍の起床時間で爆発する非殺傷爆弾を仕込んでいたら狙撃された。
「誰だ、人軍の野営地に忍び込んでコソコソしているネズミ共は。」機巧勇者マシブ・ポラリスがそう言い勇者専用武具『神器』を構えていた。
「名乗るほどのものではごz「魔王軍第0軍奇襲部隊 竜人のエイド。機巧勇者マシブ・ポラリスの首を頂きに来た。」エイドはそう言うと正面から切り掛かって行った。
「エイドか覚えておこう。六時間ほど。まだダミーでの潜伏が慣れていないのかバレバレだ。『凰牙』」マシブはそう言い『神器』から鳳凰の姿を模したエネルギー弾を打ち出していた。
「スケルゴ。魔法障壁を6重に展開。その後エイドを連れ潜伏。」俺はスケルゴに指示を出しマシブの『凰牙』を目の前に1歩も引かずに待機していた。
「了解『我等害する者共の撃から我等を護る壁となれ多重障壁』『我等の姿形外敵から護るため我等の姿を影に落とせ影潜り」スケルゴは2節の詠唱での障壁を展開しエイドをつかみ影の中に消えていった。
「ティル、バエル、ザンキ3人は俺と勇者の一騎打ちの邪魔が入らないように残りの兵を男は胴を深く斬り拘束、女は傷をつけず拘束又は意識を奪え。では『首落とし』『胴切り』血と恨みと魂を喰らえ」俺はそう指示を出しマシブの胴と首を狙い横に剣を振るった。
「なんだい今の斬撃はそれぞれに違う呪言でも込められているような1撃。掠っただけでも危なそうだね『竜砲』『獅子落とし』」マシブはかわしながら『神器』の形状を大型拳銃から2丁拳銃に変更してそれぞれから竜の噛みつき攻撃を真似たエネルギー弾と単純に速いエネルギー弾を打ち出してきた。
「もう言葉は必要ないね『首落とし』『胴切り』変形『禁忌の大剣第一幕 殴』
禁忌の大剣とか言っていたけど変形したらただの金砕棒に変わってしまったがなぜか使い方は頭に入っていた。
「『魔王軍金砕棒術1の技 輪廻 』『2の技 崩壊 』『3の技 審判の時』」魔王軍でも使い手の少ない戦技『魔王軍武器術』は代償を事前に支払うことで使える技で代償が味方の殺害だから一応ゴルドを殺した時に支払ったことになって実質代償を0にすることができている。
「マシブ、生きているか。」俺は意味はないがそう言ってマシブの死体をとある場所で拘束して『神器』を回収して蘇生の新薬をかけ生き返らせた。
「なぜ俺を生き返らせた。」マシブに聞かれたが返事をする必要がない。
「そういえば拘束した時にわかったけれどお前って女だったんだな。」俺は準備を進めながら兜を外し鎧を脱いで言った。
「何をするつもりだ貴様。」マシブはそう言いながら俺の顔を見たらありえないものを見たかのように顔が歪んでいった。
「貴様とは酷いことを言ってくれるじゃないか〜。俺だぜ〜プライムだよ〜。俺も元々は人軍で勇者に仕えていたんだから〜会ったこともあり会話もしてたのに〜。捕獲した敵が女だったらやることは一つしかないじゃん。」俺はそう言ってマシブと俺のいる空間を魔道具で隔離して外側からも内側からも見えるけれど触れることのできないようにして拘束に使っている魔道具を操作して全身を縛り動けなくする拘束から股を開いた状態で固定し両腕を頭の上に来るように固定し仰向けにした。
俺はマシブの服を破き自分の服も脱いで近づいていった。…
数日後 マシブには水を最低限与えるだけで他の時間は魔王軍の男性兵士の性欲の捌け口として利用されていて意識がない人形みたいになっていた。
「勇者に相応しい末路だねぇ。マシブ・ポラリスそろそろ楽にしてやるよ。」俺はそう言って上位回復薬を飲ませて意識が正常に戻らせた。
「なんのつもりだプライム。」マシブにそう言われ楽しくなってきた俺は数日間の記憶を薬剤で強制的に戻した。
「最後に教えてやるよマシブ・ポラリス。俺の今の名前はデュラハム・プラム魔王軍第0軍奇襲部隊の隊長だ。『救済の赫蓮華』」俺はそう言い『首落とし』と『胴切り』でマシブの首を落としてから残った胴体を蓮華のような形に切って持って帰った。
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