第14話 自由区

 そんなこんなで、買い物済ませて自由区に向かってるっす。


「ここからが自由区か。早速話聞いてくるぜ!


すみませ〜ん貴方のスキルを…えっ『閲覧』?『司書』スキルか…」



早速で話聞きまくってるっすねぇ。


「付いて行かなくて良いのかい?」


「アリス坊ちゃんは多少自由にされた方がいいんすよ。」


「えっ?わたくしは…」

「坊ちゃんに付いて行っていいんすよ。

そのつもりで来たんすよね?」


「えっあっ…では行ってまいります。

わたくしもお付き合いいたしますわぁ〜…」


あ~走って追いかけて行っちゃったっす。


「チェシャさんは一緒にいなくていいんすか?

捜査すんのに『はずれ』スキルとか利用すんじゃ無いんすか?」


「この位の距離なら問題は無いよ。

半分は君たちに会う前に調べたしね。


とは言えボクも捜査に移るかな。」


「面白そうなのでウチも付いて行くっす。」






何人かにチェシャさんが話を聞いてたっす。


「やはりな、彼はこの自由区で攫われたに違いない。


自由区にいる妹に会いに行った帰りに攫われただね。」


「こらぁぁあ!全然ハズレスキル持ちいないじゃないか!!!!

『アタリ』スキルはどうなった!!」


あっ、坊ちゃん帰ってきたっす。


「ちょうど彼の妹さんに会いに行く処だったんですよ。


この自由区にいる、ハズレスキル持ちですよ。」

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