第15話 ルイス・キャロル
「彼女がルイス。攫われたキャロルの妹だ。」
チェシャさんが紹介してくれたっす。
「はじめして…あの兄をよろしいお願いします!!」
まあ、ウチらはチェシャさんの『推理』に付き合うだけっすけどね。
「まあ、兄さんはボクが探し出すけどね…」「そんな事より!!キミはハズレスキルだそうなんだよね。なんてスキルだい?」「あの…えっと…」「大丈夫!!怪しい者じゃない、さあキミのスキルを!!」「えっと…『キラキラ』と言います…」「素晴らしい!!!!擬音のスキルなんて初めて聞いた!!どんなスキル効果があるんだい!?」「えっと…その…なんか周りがキラキラします…」「最高だ!!…」スパアァァン!!
「アリス坊ちゃん!!初めて会った人に名乗りもせずにグイグイ質問ぶつけてたら困惑するっすよ!!」
ほんと、無軌道なんすから。
手なんか握ってるっすよ。
「これは失礼をした。
オレの名はアリスティア、気軽にアリスと呼ぶがいい。」
「ウチはメイドのジャバウォックっす。
ジャバって呼んでほしいっす。
んで、あっちで人見知りしてるのが…」
「ひ…人見知りなんかしてないわ。
上級職以外の人ってなにかちょっと…緊張しちゃうのよ。
バンダスナッチよ。」
「『秘書』のマーチヘイヤです。よろしくお願いします。」
「えっ…急に出て来られた。…えっ…えっ?」
「こう言う人なんで気にしないっすよ。
みんなでお兄さん探し、手伝う事になったっす。」
「彼らがいてくれたお陰で『はずれ』た可能性を潰すことが出来たんだよ。
もう一度カレが攫われた状況を話てくれるかな?
今なら新しいヒントが掴めるかもしれない。」
「わ…分かりました。」
はずれスキルは当たらない!! だんな一座!! @danna-1
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。はずれスキルは当たらない!!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます