第8話 寮生活の始まり

 「よし!寮に荷物を下ろして、自由区を探索行くぞ!」

「いや!今日ぐらいは寮を片付けて、学園や近くの店なんかの生活空間確保に動いてほしいっす!」


寮に着いたら『寮母』さんぽい人出て来たっす。


「いらっしゃい、私は『寮母』のダッチェスよ。


馬車は裏の馬車置場に停めてね。

隣に『ウマ』小屋もあるから。」


優しそうな『寮母』さんすね。


「オレは…」

「アリスティアくんね!」


まだ名乗って無いんすが…

「私は『寮管理』のスキルで自分の寮の中の事なら、大概分かるのよ!」


「成る程、『賢者』のスキルの限定版みたいなものか。

それより…」

「あっ101を使ってちょうだい。

今、片付け終わったとこだから。」


「ふっ、話しが早い。

了解だ。」

えっと…ウチは…

「ジャバウォックさんはその隣に保護者や召使い系の人用の部屋があるから、

そこに入ってね!」


「はぁ〜いっす!」


「それにしても、『無職』の人が仕事してるなんて珍しいわね。」

「アリス坊ちゃんの趣味なんすよ。

じゃ、荷物運んじゃうっす。」


ふっわぁ〜ぁァァァっ!!


アクビの後3プン位は力を維持出来るようになったんす。

頑張るっす!


頑張って運んでたら『寮母』さんが感心して見てるっす。


「まあ、力持ちねぇ!

彼女のスキルなのかしら?」


「あぁ、オレのスキルで解析したアイツのスキルだ。

まだまだ伸びるぜ!」


プハァ〜

「坊ちゃん!運びこんだんで、あと指示してほしいっす!」


「分かった!今行く!

ハンプティ・ダンプティ!

馬車と『ウマ』を停めてきてくれ。」

「「は〜い!」」

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