瞬いた、から、何
無意味に影が行ったり来たりしていて、それが後ろから迫ってきて去ってゆくのを目の端に捉えて、だからといってそれで歩みを止めたりはしない。月が後方に輝いているのを知っていて、それが半月だったからといって、振り返って見上げて呆けていられるほど平静ではない。遥か彼方の誰かの夢を見た、で、それに意味はない。断じて。
こうして足を止めているのが嫌で仕方ないから、それならばせめてとこの筆を走らせている。だから、この話にも全くもって意味はない。私は泣きたいんだろうか。そんなことすら分からない。なあ、私はどこに行けばいい? 教えてくれ。誰だっていいから、早く。
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