第42話

設楽君が帰った後、私と蓮見君は無言だった。


蓮見君は設楽君にあんな事をしたのに嘘みたいに落ち着いているように見えた。



「蓮見君…あの、夕飯どうする?」


帰って来てから私は何も食べてなくてかなり空腹だった。



「何か作ろうか?」


蓮見君はソファーから立ち上がる。



「ううん、そうじゃないけど…その、食べる?それとも帰って食べる?」


私がそう言うと蓮見君はちょっとビックリした表情をした。



「いない方がいい?」



いたくないのは蓮見君じゃないの?

そう思ったけど怖くて言葉にする事が出来なかった。



蓮見君は私とそういう関係になった事を後悔していると思ったから。

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