第23話

sceneナオ



―――――――


自宅に帰ったのは昼前だった。



「ナーオお帰り。」


父さんがニヤ付きながら俺の後を追ってくる。


俺は疲れて冷蔵庫から麦茶を出した。


するとキッチンには真っ直ぐ俺を睨む香奈さんが居た。



「…お帰りなさい。」


キャベツを切るための右手に持つ包丁がリアルに怖い。


「で、昨日はどうだった?」


「は?何が?」


「何がってお前…、」


なんだこの親、普通そんな話しないだろう?

ああ、香奈さんがいるからか…。



「もう大変だった。次から次溢れてきて止めようにも止まらない。」


「ナッ…おま、」


父さんが焦り始める。



「手で押さえつけても散って服は濡れるし

アイツは何にも出来ないから動転して叫ぶから口を塞いでやった。」


「口を塞いだの!?ナオ君それって立派な犯罪よ!!よくもかすみの事っ…」



そう言って香奈さんは俺に殴り掛かってきた。

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