第19話
そりゃいずれは……と思ってた。
だけど、だけどそれが“今”だとは思っていなかった。
私は蓮見君がお風呂に入っている間、ソワソワしていた。
でも、
私の思い過ごしかも。
泊まるってホントに泊まるだけかもしれないし。
そうだよ……きっと。うん。
「ん?でもそうだとしたら蓮見君は何処で寝るの?」
「俺もそのベッドで寝るの。」
「ひっ!?」
蓮見君がお風呂から出たことを知らなかった私は彼の声に驚く。
「……まあそんな怯えなくても。」
蓮見君は笑いながら私の頭を撫でる。
「ご、めん……慣れてなくて。」
「慣れてるほうがちょっとビックリするけど。」
そう言いながら蓮見君は私を抱き締める。
彼から私と同じボディーソープの香りがする。
それがなんだかうれしかった。
家族ではない二人だけしか知らない香り―――――。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます