第20話

―――



蓮見君と何度も唇を重ねているうちに


そういう気分になってしまった。



あんなに無理とか言ってたくせに



“今”は蓮見君を自分のモノにしたいって衝動が起こってる。



「……その気になった?」



「え?あ……、」



私は小さく頷く。



「そう、じゃあ一緒に眠ろう。」



蓮見君は私の手を握って指を絡める。


その感覚がたまらなく甘いと感じた。



誰にも邪魔されない部屋で蓮見君とふたりきり……。



私は彼の手をきつく握り返す。



「……初めてなんだから責任取ってよね?」



“責任”という言葉に別に深い意味はない。



すると蓮見君はちょっと照れくさそうに微笑んだ。



「……喜んで。」

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