短編の名作として世に残ることを期待します。他のかたにも勧めますね。
宗教とは何か、信仰とは何か、目に見えぬ精神世界はあるのか、霊魂はどこから来たのか、どこへ行くのか、世界の始まりの前は、世界の終わりの後は、などなど考えだした…
手紙とは、真っ白な紙に黒い文字を書くこと。それはまるで、黒鍵と白鍵を奏でることのようではないだろうか。そして、文字もメロディも、時を超え誰かに届く。ある天才ピアニストの葬儀。弔辞の代わり…続きを読む
4通それぞれの手紙が、それぞれの音色を奏でて、しみじみと心に染みる物語。読了すると、作中にも出てくる、ショパン「幻想即興曲」のような、美しくも悲しい余韻が薫り立ちます。是非ご一読くだ…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(36文字)
あるピアニストの葬式で弔いの曲を弾いたのは、故人の無二の親友だった。演奏中に感情が高ぶり、演奏を中止しかけたところで、その手によく知るあの魂が乗り移る。読むピアノ。圧倒的な描写の嵐。天国…続きを読む
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