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第28話

コンテストの日は刻一刻と近づいてくる。時間は誰にでも平等で、だからこそ無情だ。


 パソコンが開けなくなった。開こうとすると心臓が痛くなって、震えが止まらなくなる。本を読もうにも、頭の中で言葉が回って理解できない。

 もう全部手遅れだ。あの日からずっと寒くて、体を抱きかかえた。


 ひとりぼっちの図書準備室の扉が開かれた。


「メイサさん。少しお時間よろしいですか」

「……リン」

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