みっかめ

第11話

気づけば、彼女の言う三日間の最後の日が来ていた。



「……あー、何で俺がこんなことを。……クソ」



 昨日の話を聞いてこの三日間をただの睡眠時間にするには、どうにも決まりが悪くて。



「オイ、起きろ」

「んぇ……?まだ朝ですよぉ?」

「もう朝なんだよ。……さっさと起きねぇと連れてかねぇぞ」



 寝ぼけまなこでこちらを見上げる少女は、本当にこのまま三日間が終わってもよかったんだろうか。ただ、何もしてくれない男に出会ってしまったことを受け入れて、諦めて終わりを迎えたんだろうか。


 それは少しだけ、悔しい。



「どこ行くんですかぁ?」

「海」

「うみぃ?……え、海!?」



 外に出るのも、コイツのお願いを聞くのも嫌だが、こんな間抜け面が見られるなら。まぁ、悪くない。

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