第46話

 ごめんなさい…


 彼の性格その儘に、キチンと整えられた室内…

 彼女は、ベッドのシーツに伏して、其処で一頻り泣き…ゆっくりと、顔を上げた。


 瞬間―その眼前のフォトフレームに、ハッとする宇多子……


「―!?


 …この、写真は…!?」


 英智…ではない。家族写真だった。


 整形した彼にそっくりな、父親。


 整形前の彼に似た、母親。


「母が…

 『見える物と、見えない物…最期に遺る幸せは、どっち?』って……」


 聞いた覚えがある…そして―彼等の間に、写っているのは……


「お兄ちゃんに、近付くな!

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