第42話

 愛した男性ひとは、償うべき少年ひとだった…


 もう…逃げたりしない……!


 私の幸せよりも…

 あの男性ひとを、幸せにしたい……!



「…作ったか?」


「はい…御主人様」


「全部、グチャグチャに混ぜろ。

 混ぜたら、床に撒け。


 豚のエサだからな?


 這い蹲って…喰うんだ」


「………はい…」


 これは、罰……!


 冷たく笑う英智の前で、宇多子は彼が命じる儘に、「豚の餌」を作った。


「俺は、デリカテッセンで、晩酌だ。フ…


 ボナペティ」


「ぶう…」

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