第69話

さて、ここで皆さんと疑問を共有したい。


【【【これは一体、どういうわけか】】】



15年という分厚い歴史のある幼馴染同士が先週からSEXをするようになった。


一度目はお酒の勢いで。しかし、二度目からは我が物顔で私に触る響によって……だ。


そもそも彼にそういった欲があるというのが意外で、その日2回目の行為を求められたときに思わず聞いた。


「響、女の人苦手なのにこういうのには抵抗ないの?」って。すると彼はさも当然といった様子で「女じゃなくて涼じゃん」と返して私をさらに混乱させた。


女の人は無理だけど、私だから触れる。そういう意味に捉えたとして……。


私の知り得る情報を図式がすると、つまりはこういうことだろうか。


性欲は人並みか、それ以上にある(私に“絶倫”で検索されるほどには)→でも私以外の女の人には触れない→ヤりたい→ヤれない→ヤレればいいか→涼なら触れる→そうだ、涼とヤろう!



「……」



頭に浮かんだフロー図にゲンナリした。ここまで下品なスキームを描いたのは初めてだ。


今日のお昼はたまたま一人。自由時間ができればいやでも考えてしまう響とのこと。


いくら格安とはいえ、貧乏学生に毎回食堂飯は経済的に厳しいので、今日はコンビニでサンドウィッチを買ってきた。


たまごサンドを頬張りながら、徐にスマホに打ち込んだのはある単語。



【セフレ】

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