第67話
静かな部屋。お互いの吐息だけを聞く時間。
「……はぁ、死にそう」
「……」
しばらくして、ボソリと呟きながら私を抱きすくめた響は耳にチュッとキスをした。
彼の腕の中は暖かくて、安心して、急激な眠気に襲われる。
「眠い?」
「ん……」
「ふ、こんな涼はじめて見た」
私の頭の下に腕を残したままゴロリと横に寝転んだ彼は私の頭を撫でながら言う。
「いいよ。今日は俺が涼の睡眠守ってあげる」
「……」
致死量のフェロモンに酔わされた夜。
生涯かけて守り抜くと誓った“プリンセス”の腕の上……今だけは“ナイト”の仕事を放棄した。
04.酔わされナイト
—end—
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