第二十五話
〜天界編〜
⭐︎ーーーーー
彼、いや彼女にはルーティンがない。
刀を振り、魔術を修め、知識を得る。
という事を繰り返し続けているが時間で区切るようなことはない。
ただ、目標を達成したら次の事をする。
もしくは少しでも飽きが来たら違う事をする。
しかし、これは修行を始めて百年後の話。
最初の方は神が教えていた。
君達も一年ほど見ただろう?
ふむ、簡単にしか見ていないか。
でもその認識で大丈夫。
彼女は七ヶ月ほど本を読み、残りの五ヶ月でアマが神について教えたり、戦闘神や魔法神に技術を教えて貰っていた。
特に魔力操作に力を入れていた。
ただそれだけ。
二年後も少し見ているか。
その間は体外で魔力操作を出来るようにしていただけだから大丈夫。
最初の十年くらいは魔力に関する事しかしてないから。
詳しく知る必要は無いよ。
それでも知りたい?
そっか、君達は反応を返せないか。
忘れてた。ごめん。
それなら少しだけ説明する。
まず、彼女は魔力操作をこの十年間である程度出来るようにしたかったらしい。
戦闘神が忙しかったのもあるけど。
だから戦闘神が関わる事はしていない。
でも体力をつけるために走ったりはしてた。
勿論、魔力操作をしながら。
そのおかげか五年である程度の魔力操作ができるようになっていった。
まだ粗いけど。
それからは魔力量を上げるのと魔力操作をより精度を良くできるようにした。
つまり、魔力操作五年と魔力量を上げるのに五年使ったってこと。
次はここから先の話
でも、ここからは私もまともに覗いて無いから説明ができない。
でも、百年後とこっちに来る直前は見た。少しだけ。
地上なら過去でも分かるけど。
天界は過去も現在も私の力を使わないと見れない。
でも、彼女が地上に来るまで力を使えるほど余裕がなかった。
それは…も。
…のおかげで過去を認知できて見る事ができている。
でも…は見れない。
…は彼女が天界に居たという事実しか知らない。
天界で何をしたか、何年いたかは知らない。
ただ、私は観る事ができる。
居たと言う事実さえ分かれば私は全てが分かる。
つまり、私達が力を取り戻せるようになった要因であろう彼女の過去を見てみたかった。
でも、全てを見るには力が足りない。
それに彼女視点だと力を余計に使う。
だから休憩しながら観ている。
私の話をし過ぎた。
それじゃあ、魔力について取り組んだ十年の後から見よう。
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