幕間 参

第97話

ーーー



「それは真か。」



「はっ!証拠もございます故、間違い無いかと。」



「証拠?」



「一つは、山に捨て置かれた死体で御座います。この死体の死因が、どうやら毒によるものだと、医者が申しておりました。」



「それ以外の原因は考えられぬのか。」



「死体に傷は複数あったものの、致命傷になるものはありませぬ。故に、その命を奪ったものは毒であると。」



「毒…。」



「もう一つは、こちらです。」



「…っ」



「こちらに紋様も御座います故、間違い無いかと…。ある家の釜戸に転がっており、そのために大火を逃れたようで御座います。」



「見つけたのは。」



「つい先程。藩士達が見回りの途中に見つけたとの事で御座います。」



「…すぐに持ち主を探すように。良いな。」



「はっ!」



「それから、毒殺した犯人の捜索も。」



「勿論で御座います!」






「あの子は…京に、帰っているのか…?」



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