忠義
壱
第13話
蝶が軟禁されて、数日が経った。
彼女には、ここに来ていくつか分かった事がある。
まず、一つ目。
「蝶さーん、おはようございます。生きてますかー。」
毎日、誰かが部屋を訪れること。
これは、恐らく監視の為だ。
間延びした声と共に部屋に入ってきたのは、もちろん沖田。
「なんとか。」
「そうですか、残念です。」
「君も飽きないな。こんな女相手に話をしに来るなんて。」
「まあ、楽しくない訳じゃないです。でも、楽しくないです。」
「そうかい。」
そして、沖田と蝶はなんだかんだと長話をしていること。
二つ目。
「ぐっ…ぅああああああっ!!!」
「またやってるのか。」
「そうですねぇ。」
外から何かの叫び声が時折聞こえること。
そして、それを全員が容認していること。
「気の毒な人だね。」
「そうですねぇ。まあ、私達を敵に回したりしたから…ねぇ。」
「物騒だな。」
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