第9話
「こっちにおいでかずや。」
隣に来いってことか。ゆっくりと近づいて隣に座ろうとしたのになぜかかずなりさんの膝の上。何で
「少しも警戒しないんだから。16歳高校二年生だろ。俺に会いに来るなんてなぁ」
これは一体どういうことなんだろうか。なぜ男の僕が男に抱きしめられてるんだろうか。されるがままになってるわけにはいかないここから抜け出さないと。
やば完全にホールドされてるくそ僕も男なのに。
「離せよなにが楽しいんだよ男だぞ。」
「うん。ごめんね一目惚れしたんだ小さい頃の君に
全然変わってなくて嬉しいよ。誠も許してくれたから
全力で口説くことにするから」
いやいやいやここに来るまでの僕の緊張とどんな人だろうっていう期待を返してよ。
「お断りしますし、そろそろ離してください。しかもテーブルの上の携帯なってませんか。離してください」
「嫌だ。あぁ誠か。もしもし?」
信じられないこのままでやがった。父さん助けて。
「仲良くなっちゃったから夏休みの間預かるよ。え?やだなぁ何もしないよ。はいはいわかったじゃーね。」
めちゃくちゃ嫌な笑顔
「よしよろしくねかずや。誠からオッケー出たから全力で口説いていくよ。あぁそんな顔しなくても大丈夫。両思いになって好きって認めさせるまでなにもしないって約束したから」
いやいやそれって僕がもし好きって認めたら何かされるってことなんじゃ。
「不安なら2人でも約束しようか。」
何だろう紳士だなぁこんなことされてるけど
「夏休みの間一緒に住んで一緒にご飯を食べたり時々髪を洗わせてくれたり乾かせてくれたりその間に俺が口説くから。嫌なら夏休み終わったら家に帰ったら良いからね」
なんかずるい。でも叔父さんと一緒だと思えば思えるのか?
「わかりました。」
「うんいい子。急に叔父さんとか呼ぶの無しな。」
うん、全部見透かされていそうで怖いな。
僕これからどうなるんだろう。
好きとは 有明 彩 @latormenta
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