第5話
いや、恐らくこれは覚えてるだろう。言いたくないのか。僕としてはすごく気になるのだが。あの表情が。まぁ、本人が嫌がってるのに聞き出すほど僕はお人好しでもなければ残酷でもないし。
「…」
「…」
会話にならない。
会話が繋がらない。
間が…持たない!
喋れ!喋れよ!喋ってくれ!要人!いや、深月、僕!
「じゃあ、また明日な」
「あへっ!?あ…明日な」
「あはは。変な声出すなよな」
要人は本当に楽しそうに笑って。僕等は別れた。僕の心のもやもやは残ったままだったけれど。
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