†闇の世界のお姫様†
第31話
これは、闇の中にひっそりと・・・
生きるお姫様のお話・・・
静かな暗闇の中で過ごすお姫様・・・
彼女は過去は夢見る希望のお姫様・・・
そう。夢がただの理想にすぎない・・・
希望の背中併せは絶望・・・
それを知ってしまった彼女は・・・
いつの日からか、闇の中で息をし眠る様になった・・・
希望は光。照らされた希望には・・・
影が出来、それが絶望と化す・・・
そう。希望を抱くと、絶望を知る。と・・・
それを知った彼女は、いつからか・・・
暗い。暗い。静かな闇の中で息をし・・・
決して希望の光の無い絶望の世界で過ごす・・・
彼女は笑う。『希望もいつかは絶望になる。』と・・・
夜な夜な、暗い星すら見えない月夜の下で・・・
彼女は月に、ただ問いかける・・・
『希望の光をください。』と・・・
『絶望の影の中です。』と・・・
月明かりに照らされ、彼女の影が出来る・・・
そう。希望は彼女であり・・・
絶望も彼女・・・
希望の光には、絶望の影・・・
静かな闇の中で、今宵も彼女は月明かりに照らされ、静かに絶望の影を作り出した・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます