第46話

あぁそうか。ここでは聞けないのか。

いつものようにここ最近聞いてた母の声。

今は一人暮らし。前は嬉しかったけどなんだか寂しい。

ブー。ブー。

携帯だ。

携帯を持ち上げると佐藤帝と表示されていて。え、どういうことと混乱してるはずなのに出ている自分がいた。

「もしもし?」

「もしもし、何だか急に声が聞きたくなってさ。」

なんだか夢みたいだな本当。

「私も聞きたかった。何なら会いたいくらいだよ。」

帝くんは笑いながら変な奴ともっと笑った。

「そーだ雫もいるんだわ。変わる」

「久しぶり急にごめんね。2人でいたら皐月の話になってさ。電話しちゃったよ。」

「うん、久しぶり。ありがと電話くれて。嬉しいよなんか。会いたくなったよ2人に。」

電話してきてくれたことでなんとも言えない思いだった。

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