第22話 玉響の記クリスマス名詩船

【玉響の記クリスマス名詩船】

【おかか鮭ジャスミン茶漬けとセイロン・ディンブラ】

ハイティーはおかか鮭ジャスミン茶漬けとセイロン・ディンブラといただいて、軽くシエスタ休憩の時間をとり、クリスマス・ブーケの後払い決済のバーコードが届いたので、これで三件全部揃ったので、カーチャンに封筒に入れたお代で後日支払ってもらっておこうと思う。

ピーエルをきちんと服薬していたら、案外すぐ治癒してゆくかもしれないと、安静めに過ごしていたヤンデレラけんじゃはおくすりを補給したし、しばらくゆっくり過ごせそうだねとおはなししつつもクリスマスの午睡の時間帯は優しく穏やかに美しいクリスマス・ブーケのお花にお見舞いされつつもたおやかに過ぎゆくのだった。

おゆうごはんは羽根つき餃子を作るとかカーチャンが言っていたので、ジャスミン茶とセイロン・ディンブラを煎れてあら熱をとり冷蔵庫に保管しておくけんじゃ達だった。

お花屋さんからのサプライズギフトの綺羅星のクリスマス・オーナメントとパリのエッフェル塔にのぼるサンタさんのクリスマス・オーナメントをそれっぽい去年のプリンセチアのカレンダーを壁紙代わりに配置して写真をパシャリと撮影してみたら、何となく素敵な雰囲気でお洒落なクリスマス・プレゼントだねとヤンデレラけんじゃは思って煌めく綺羅星とサンタさんのクリスマス・オーナメントを眺めながら養生していた。

おゆうごはんは羽根つき餃子と津島蓮根のきんぴらレンコンと白米と小魚の佃煮にワカメとお豆腐とおネギのお味噌汁にセイロン・ディンブラとジャスミン茶といただいて、ジエノゲストと泌尿器科とピーエルと院長先生と神きゅんの神製薬のおくすりを服薬して……安静めに一日を過ごして、陽はとっぷりと暮れてゆき夜のシドニーの街並みが美しい……そんなクリスマスの物語のような清らかな一日だったねなどとおはなししつつもクリスマス・ランタンの灯りを消して、消灯時間となり、睡眠時間をしっかりとってはやく脱風邪っぴきけんじゃになりたいなと感じたけんじゃは体調不良だけど精神面はものすごくしあわせな良きクリスマスのおやすみ時間だった。

【たまゆら丸でクリスマス・クルーズを】

12月26日(木)

【ボクシングデイはエビワラー会長のポケモンボクシングジムで】

本日のパラガス流モーニングは鶏ガラスープの豚骨醤油ラーメンにジャスミン茶とパイナップルケーキにセイロン・ディンブラとパーフェクト・フィグルイボスティーと海老とほうれん草のトマトクリームパスタにグリューワインティーにミヒェルゼンのオレンジ・キャンディスをひとさじ加えて……至福のフィーカなのだ。

パラガス先生が朝、ゆうしゃ一行にこれだけ食べさせたのにはもちろん訳がある。今日は教室棟の隣り合わせの部屋の旅の扉からファーザークリスマス学園のイベント会場のポケモンボクシングジムへ向かうからだ。

そんなわけでゆうしゃ一行は準備オッケーですから旅の扉にダイブしてポケモンボクシングジムへ向かった。

ファーザークリスマス学園のイベント会場は今日はポケモンボクシングジムへつながっていたので、受付で番号札をもらい、番号札には特製クリスマス・プレゼントキットのホログラムキーがついていた。

ホログラムキーには【anywhere】と書かれており、お日さまにかざすとポケモンGO anywhereとピチューが飛び跳ねていた。これはいったい。

そして番号札の書かれたロッカールームに向かい、認証キーを使うと……電脳コイル空間に誘導された。

そこではサンタ・グラーフが子ども達にお手製ポケモンカードとクリスマス・プレゼントを配っていたので、ゆうしゃ一行ももらってサンタ・グラーフにお礼を言うと……香港のアクションスターのようにサンタ・グラーフは【モウマンタイ】と言っていた。リョウちゃん感激!

モウマンタイとはなんぞや?更なる疑問はあった。シーブックと神きゅんはサンタ・グラーフは香港のアクションスターになりきっているのではと思ってゆうしゃとけんじゃは納得した。

合い言葉は【モウマンタイ】です。通りすがりのヒルダ様は言われた。

合い言葉はモウマンタイ?w

ヒルダ様はゆうしゃ一行に魔法の文鎮をクリスマス・プレゼントにくれた。魔法の文鎮にはカードリーダーがあり、サンタ・グラーフが配っていたお手製ポケモンカードをセットすると起動してキラキラとホログラムのポケモンが動き出した。

綺麗だねとみんなで感心していると、メッセージが書かれているのがわかる。

ポケモンGO anywhereとクリスマスのお祝いメッセージの片隅には刻印されており、魔法の文鎮で起動したカードリーダーからメッセージを読み取ると、サンタ・ハイドロフォンに情報は即座にリンクされ、転送された。

スクリーンセーバーを三太郎にセットしてクリックするとミニゲームが遊べた。ソリティアだ。

サンタクロースのソリティアは白いトナカイがナビゲーターで、プレゼントを配布してまわるミニゲームだ。

ゆうしゃ一行はしばらく魔法の文鎮でサンタクロースのソリティアを遊んでいた。

するとエビワラー会長がやってきて、ポケモンボクシングジムの応接室に案内された。クリスマス飾りが可愛らしい応接室でしばらくゆっくりしているとあれよあれよと時間は過ぎて……帰りに三太郎印の玉手箱をくれた。

そこでお開きになり、三太郎印の玉手箱とはなんぞやとなり、浦島太郎だろうかなどと神きゅんの名推理は見事予感的中。

三太郎印の玉手箱を開けるとクリスマスのかんざしが入っていた。クリスマス・オーナメントとクリスマス柄の風呂敷も同梱されており、ゆうしゃ一行は三太郎印の玉手箱の中身を眺めながら、ホワイトビーチの波打ち際にいた。

綺麗なホワイトビーチに転送されたゆうしゃ一行はその日のボクシングデイにとても不思議な体験をしていたわけだけど、ホワイトビーチには海の家があり、海の幸を焼いて営業していた。

サザエにアワビに牡蠣にはまぐり……海の家の看板はたまゆらの家と書かれており、何ともムーディだった。

海の家にてしばらく遊んでいると……たまゆらの家のおじいさんがやってきて一冊の航海日誌をくれた。

どうもたまゆら丸の航海日誌らしい……魔法の文鎮で解読できるはずじゃと言われて、魔法の文鎮はゆめ世界のエニグマと呼ばれていることをきいた。

おじいさんの名前はグランパ・ベイツと言うらしい。長いあごひげがサンタクロースのような雰囲気のご老人だ。というかグランパ・ベイツはサンタクロースの格好をしており、サンタクロース合衆国からやってきてたまゆら丸の航海日誌をゆうしゃ一行に渡すように言付かっていたそうだ。

たまゆらの家にて楽しいクリスマス休暇を過ごしていたゆうしゃ一行はグランパ・ベイツからもらった航海日誌の解読をはじめようとしたが、何故か読み込まないので、一度魔法の文鎮のメンテナンスがてらグランパ・ベイツに案内されて、たまゆら丸が停泊している桟橋まできた。

たまゆら丸は綺麗な船舶で、船内はアミューズメントパークになっており、お土産屋さんからレストランに船内の博物館などなど目新しいものがいっぱいあった。

たまゆら丸の船長室に向かうと、たまゆら丸の船長さんは魔法の文鎮をバージョンアップしてくれて、これで航海日誌は使えるようになった。

ゆうしゃ一行は不思議な感覚でいた。ナニカに似ているのだが、それについてナニカ思い出そうとすると頭にもやがかかる。

霧の美しい幻想的な桟橋を窓から見た。とても美しい桟橋で絵になる景色だ。

たまゆら丸で家路についたのはそれからしばらく経ってのこと。

シドニーの港に着いて、ゆうしゃのおうちに戻ってきた。ゆうしゃ一行は不思議なワクワク感に満ちた楽しいクリスマス休暇だったねなどとおはなししつつも教室棟の四人部屋の寝室にてしばし仮眠したのだった。

まだモーニングの時間帯なのにひどく眠気がするからだ。しかもけんじゃは風邪っぴきだし無理はイクナイ。

しばし仮眠した後にイレブンジスの準備をしようよなどと楽しいクリスマス休暇を過ごしながら、ゆうしゃ一行は不思議なたまゆら丸でのクリスマス・クルーズを思い出していた。

帰り道のたまゆら丸でのクリスマス・クルーズは本当にロマンティックで幻想的な航海だった。

これだけでもクリスマス休暇や冬休みの思い出になるくらいにゆうしゃ一行には楽しい時間だった。ただ……すごく眠くて、シエスタ休憩をとることにしたのだが、不思議なイベント会場だったねと一同はファーザークリスマス学園のクリスマス・イベント会場から再び教室棟に戻ってくると、しばしの午睡のまどろみがたまらなくしあわせな時間に思えた。

【野菜をもっとイレブンジス】

イレブンジスは野菜をもっと北海道産とうもろこし【スイートキッス】のつぶつぶたっぷりポタージュにおかか鮭ジャスミン茶漬けとパーフェクト・フィグルイボスティーにグリューワインティーにジャスミン茶といただいて、まったりと。

しかしカーチャンとカロル先生が冬休みに子ども達の面倒をみるので、イレブンジスにおおだいんお兄さんからのクリスマス・プレゼントの野菜をもっとスープは、クリスマス・イブのかぼちゃスープもこのコーンポタージュもお野菜の具材がゴロッと入って大粒で歯ごたえがよく味わい深く、シャアのカップヌードルコラボの耐熱カップがレンチンに都合が良くておいしかったねとみんなでおはなししつつも教室棟の四人部屋の寝室にてしばし午睡のまどろみ感がほんのりと心地よいボクシングデイだった。

午睡の三時前にカーチャンとカロル先生が冬休みキッズのお守りから帰ってきて、おゆうごはんはエビチリオムライスでもつくるとの事でジャスミン茶を煎れてあら熱をとり冷蔵庫で冷やしておくことにしたシエスタ日和の午睡の時間帯は甘美なるひとときだったのだ。ゆうしゃ一行はファーザークリスマス学園のイベント会場から半日ぼうけんの旅に出かけて今日は本当に充実した冬休みの素敵な一日だった。

おゆうごはんはエビチリオムライスに津島蓮根のきんぴらレンコンとワカメとお豆腐のお味噌汁にジャスミン茶とパーフェクト・フィグルイボスティーにグリューワインティーといただいて、ジエノゲストと泌尿器科とピーエルと院長先生と神きゅんの神製薬のおくすりを服薬して……陽が暮れなずみクリスマス・ランタンの灯りを消して、消灯時間となり、睡眠時間をとり、はやく脱風邪っぴきけんじゃになりたいなと思った美しいシドニーの夜の街並みへと移ろいゆく景色を眺めながら、一日が楽しく過ぎゆくゆうしゃ一行の冬休みだった。


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