第18話

小綺麗な格好をしていたから、金はあるのだろうが…何者なのだろう?


それに…振り向いた一瞬…

笑っているように見えたのは…錯覚か?


隙だらけに見えた構え

しかし、相手は仕掛けてこなかった

仕掛けれなかった?


四人もの人間を…


並んでからは逆光で顔がよくわからなかった。


俺が人を斬ったのは、たった一度。

闇討ちされたとき。


…酒の力だ。

あの感触…酔いが一気に醒めた…


パシンと扇子で肩を叩かれ、我に返る。

見渡すと、勉学を受けていた者全員の目がこちらを向いていた。

呆然となった。

「顔を洗ってきたまえ」

「っ!はい…申し訳ありません」

喜見広は立ち上がり、部屋を出た。

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