第14話

毎日、新撰組との斬り合いが耐えない。

情報は毎日伝えられた。


「手合わせする?」

「いいえ」

「そう。明日ね」

気持ちを悟られぬように竹刀を仕舞いに背を向ける。


良い世の中にしたい。

だが、自分のしていることが正しいという自信はなかった。

佐川には自信があるのだろう。それとも、見ぬふりをしているのだろうか?


どうすれば誰かを心から慕うことが出来る?


学術助手募集の貼り紙に身を寄せただけなのに。


斬り合いからは遠ざかった。学問にも励める。それだけが確かなこと。


もう一つ。バレたら間違いなく斬られる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る