第10話

足手纏いだ…

それにこやつは…………


「主こそ、やめたほうがいい」

静止し男より一歩前に出る。

喧嘩を売った手前か、引くに退けずにいる二人にまたにいぃと笑って見せ、怯えているうちにさっさと斬り倒すと、羽織を拾いその場を後にした。


よりによって寺の前で斬り合いとは…


…やはり自分は化け物かもしれない…

守る気持ちより先に人を斬る感触を優先した


だが、此で変わるはず

それとも、此も飲み込まれてしまうだろうか?


その時はまたねじ曲げるだけのこと


今度は引き下がらない


横を走り抜けていく提灯の灯りを睨み付けた。

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