第9話

雑魚めが…


こちらも鯉口を切り、抜刀態勢。

「俺に喧嘩売ったこと、後悔するなよ?」

刀を抜くとにいぃっと笑みが浮かぶ。

たちまち四人の顔色が変わった。

香純は大胆に間合いを詰めると、右手一本で刀を振るい、二人を斬り伏せた。

「酔い、醒めた?」

ニタリ残り二人を向く。

その時、「助太刀いたす!」声が聞こえた。

肩越しにチラリ振り返り、すぐ顔を戻した。


要らんな


無視しようとしたが、男が抜刀して並んできた。

緊張しているのか柄を小さく何度も握り直し、その息が微かにあがっていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る