第7話
その内に男の剣気が一気に上がった。
先に仕掛けたのは男。恐ろしい速さで間合いを詰めていく。
「ひぃい!」
引きつった悲鳴と肉を絶つ音が二つ。
男は容赦無く相手を斬っていた。
退くことは赦されない、何をしても死しか待っていない新撰組隊士は散った。
「…ふん。つまらん」
血を払うと懐紙で血を拭い鞘に戻す。
羽織を拾い雪を払う。
それを呆然と見ていた。
「主、そんな物騒なものは、早く仕舞ったほうがいいぞ」
羽織を着ると男は暗がりに去っていった。
「あっ……」
一寸遅れて刀を仕舞い後を追ったが、男の姿を見つけることは出来ず、加勢が来ても厄介なので、喜見広もその場を立ち去った。
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