第5話

絶命している二人を見る限り、男は相当強いことがわかったが。

「助太刀いたす!」

刀を抜きながら声を腹から出す。男が肩越しに振り向いた。


え…?


違和感を感じた頃には男は顔を戻していたので確かめようがなかった。

「殺らないの?」

男の挑発に相手はうっと呻き声を上げて数歩後退した。

「君、腕に自信があるのかもしれないけれど、挑発はしないほうがいい」

男の横に並び声を掛ける。


平隊士でも新撰組には変わらない。

新撰組は腕のたつそれでいて血の気の多い人間が多いと聞く。

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