第31話

距離的なものか、電波妨害の何かあるのか、無線も雑音だけだ。

時計がないのでどのくらい経ったのかわからないが、少し開けた所に出たとき、「神宮」という文字が見えた。

『扉発見』

『開けます』

壁に不自然に大きなドアがあった。


施設なのにパスワードとかないの?


ハヤテを見ると目が合ったのでダイは小首を傾げた。

萎えかけていた兵士の士気が高まる。

「待て!罠かもしれ――」瞬間、兵士が数名吹っ飛んだ。


「ぎゃはは!雑魚に用はねーんだよ!」

振り返ると白銀髪の少年…ライが笑っていた。

「スイ…」

ハヤテは腕を組んで立っているスイの名を呟いた。ハヤテの前にショウヘイが立った。

「途中からずっとツケられてたのもわかんねーとはな」

横からの声にダイは慌てて飛び退った。間に飛び込んできたユウヘイがパシッとパンチを受け止めた。

「先生に手ぇ上げてんなよ。クソガキ」

「へぇ…ちょっとは成長した?」

「アキ、ふざけすぎよ」

スイの声にアキは一旦身を引いた。

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