第30話

「能力班がやられたとでも言うのか!?」

「時間です。突入司令を」

激昂する吉田など気にせずハヤテが言う。

「っ!…突入だ!能力班の状況も報告しろ!」

背を向けたハヤテを睨み付けながら吉田は無線にがなった。


わらわらと突入していく黒い軍人の後ろを五人は悠々と着いていった。

無線には能力部隊が殲滅されていると入り、何ヵ所かでは銃の音も聞こえていたが、こちらは気持ちが悪いくらい何も起こらない。

「どこまでいくのかな?」

ダイが軽く肩で息をしていた。

「トウノは運動不足だ」

「ハヤテ、基準誰に合わせてるの?」

ダイが着いてきているのは、研究のため。


ショウヘイが受けたものはボムだった。

「ボム細胞が反応してる。もしボムなら、すっごく凝縮してるね。指で弾いたんでしょ?」

ショウヘイに尋ねるとはいと頷いた。

「…うーん…相当練習してるかも」

盲点だねと呟く。

燃焼系には変わりないので、発想した人間も見たいしその技も見たかった。


「でも、かなり歩いているのも事実ですよ」

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