6~突入、黒幕
第28話
ハヤテはゆう子を見た。ゆう子の隣にはマツトシもいた。
「行ってくる」
無言で頷くゆう子。
「いってらっしゃいませ」
マツトシが答えた。
瑠利の居場所がわかり、全てを説明し、暫く実家に帰っていた方がいいと言うと、
「私のことも調べているとしたら、どこにいても同じですよね?」
控え目だが返されて返答に困った。
「これでもサトミ家の一員ですもの…ここで藤原さんと、お帰りをお待ちしてます」
気丈に笑った。
ゆう子はマツトシを姓で呼んでいた。
「行ってきます」
「気を付けて」
ゆう子はショウヘイの頭を撫でた。
一世紀前の戦争で閉鎖になった元地下鉄副都心線の数ヵ所の入り口には、軍が配置についていた。
因果なものだ…
ハヤテは心中で冷笑した。
六年前は知らぬうちに包囲されていた。
あの時、ユウヤに仲間をこっ羽微塵にされたのもあり、サトミ家をあまり良く思っていない人たちがいるのも知っていた。
兵士たちは突入命令を待っていた。
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