第25話

あれからハヤテたちは場所がわからず二の足を踏んでいた。

「あまり早く知れても困るなぁ。結果出るのに時間かかるんだよ?」

ダイは飄々と言ってのける。

「まだ気にしているのか?」

「いや。息子さんでサンプルたっぷり採らせてもらったんで」

ダイにしては珍しい皮肉にハヤテは閉口した。

「先生は他人事だから言ってられるんです。僕の彼女ですよ?」

「なーまーいーきー」

にこにこしながらダイはショウヘイをペンで突いた。ご機嫌な口調だった。

「さすがに…殴っていいか?」

「なんで?」

「一人だけ楽しそうなのが許せん」

「そう、でなく~楽し……悪かったよ。やりすぎました」

ダイは苦笑いした。

間が空いたのは排出されるデータの一部をショウヘイが消そうとして止めに入ったため。

消されてもデータベースから直接アップすればいいのだが、時間がかかるため省きたい作業だから。

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