5~会話―重ねてしまう面影
第23話
もう二日…
どうしよう。講義についていけなくなっちゃう
教科書だけじゃ内容わからないわ
瑠利は拐われてきて何時間かは強気に叫んでいた。
懇願してみたり、嘘泣きしてみたり…色々やってみたが、空振りに終わった。
白銀髪の少年が壁にもたれ腕を組み目を閉じていた。
不意に目を開け、横を向くと、紫の髪の少年がトレイを片手に歩いてくる所だった。
「スイは?」
「単独行動」
不機嫌面の紫の髪の少年はそのまま足でドアを蹴った。
「メシ!」
その間もトレイの上の食事は揺れない。
そろそろと開けられるドア。
少年はずかずかと中に入ると、テーブルにトレイを置いた。
「…ねぇ」
出ていこうとする少年に瑠利は思い切って声を掛けた。
「何だ?」
肩越しに振り返る。背丈も低く声は高く子供のはずなのに、圧力が重かった。
「…君たちは、学校に行ってるの?」
「行ってねぇよ」
「学校行かずに、何をやっているの?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。