第21話

いずれ近いうちに言わなければならないこと。

ショウヘイを見ると、目が合った。真っ直ぐな瞳。

何時でもこの子は人をよく見ているな、と思う。

「指揮は、私がとる」

「…親父は?」

「兄さんは、来ない――」


――ハヤテ、お前に頼む

「なぜですか?」

「私はもう、何の役にも立てない」

ハヤテは一瞬呆けた。

「どういう、こと、ですか?」

「パワーがない。故にもう能力は使えないのだ。それは今に始まったことではなく、六年前のあの時も、ユウヤにバリアを破られてしまった」

「そんな……あの時、対処が遅れたのではなかったと?」

コウヤは軽く頷く。

「スタミナは低下しているが、まだあるらしいのだがな。…信じられないなら、トウノ先生に聞くといい」

苦笑いを浮かべながら

「エイジがいない今、長としての権限はお前に移動になる」


ハヤテの話に三人は呆然とした。

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