4~コウヤの能力

第20話

「私たちにできるのは、相手の次の出方を待つことだ」

「そうですね。三上さんの居場所もわからない」

「ここは辛抱だろう」

コウヤとハヤテは頷き合う。

「あの…僕たちはどうすれば…?」

「担当医と話して、転院許可をもらう」

コウヤは部屋を出ていった。

三人は他にも何か言いたそうな雰囲気だった。

「三上さんのことか?」

問うと目が游いだ。

スイの脅威には敢えて触れないで

「彼女なら、多分傷つけられることはないと思う。あくまで、私たちの心を揺さぶるために拐ったのだろうから」

話す。きっと三人が余計に不安になるから。

「何かあったら、僕が許さない」

決意に満ちた表情。

「場所がわかったら、行くのか?」

「行く。あのガキ共、捩じ伏せてやる」

「次は負けねぇ」

ユウヘイとコウヘイは闘志を燃やす。

迷いを振り切る三人に、次はハヤテが迷う番だった。


コウヤのことをいつ告げるべきか。

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