第4話

僕は先輩の握っていた銃を手に取った。

「僕が、親も殺せる冷酷な奴って知ってるでしょう?」

先輩に声が震えて聞こえてないか不安だった。

僕は先輩の額に銃口を当てた。


先輩はゆっくりと目を閉じた。


込み上げてきた涙で目の前が滲んだ。

涙が零れる前に、僕はトリガーを引いた。


銃から伝わってきた振動で涙が零れた。


高校の頃は、本当にただ憧れていた。

「言えるはず無いじゃないか……」



だって、

先輩は、いつも違う人を見ていたから――

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