第15話
名前を忘れてしまったけど、暴走族のことなんて詳しく知らない。
「はぁ…おにぎり食べよ」
呼び出されたせいでお昼休みも残り少ない。
私がこんな目にあってる間も、苺は紅竜の人しか入ることが許されない空き教室でのんびりしてるんだろうな。
空き教室のある方向を見つめ、ひっそり校舎裏でおにぎりを頬張った。
梅の酸っぱさが口いっぱいに広がる。
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