第61話

どうしたの。と聞くレイちゃん。泣きながら私、おじさんに抱きしめながら寝たいの。だけどおじさん、俺襲ってしまいそうだからダメっていってというと、すみれ。あんたカオルさんの事どのぐらい好きって聞かれたので、おじさんみてるとドキドキしてしまう。そのくらい好きなのというと、レイちゃんはすみれ、そのおじさんってのを名前で言ってあげられない。で狼にしてあげようよと言われた。えっと思った。おじさんに嫌われたくないというと、そっか、薫さんはすみれをまだ襲ってなかったのには驚いたけど、まさか、すみれも男として薫さんが好きってことに気が付いてなかった。だからか。最近すみれが薫さんを見て真っ赤にしてたのはというのだ。レイちゃんはそのこれって病気なのかなというと誰にもあるけどすみれは重症。無自覚すぎるのよ。私が薫さんだったらすみれに好きって言われたらドキってしてしまうよ。だけど薫さんはどうなるかわからないわ。というと、だけどと付け加えてきたすみれ。何と聞くとこの子に闇が思ったより深いことを理解した。でも薫さん知ってるでしょ。すみれの事というと、私は大丈夫だといった。

そっか。すみれは自分の両親が犯罪者だということと同時に薫さんの職業の事を理解してる。だからかと思った。そう薫さんはただのサラリーマンとかとは違うし、この街一番の経営者だ。その経営者が誘拐というか、半分犯罪者みたいなことをして少女を匿ってるとしたら、それをもしテレビとかで報道されたらと思った。でもすみれの思いはやっぱり伝えさせなきゃと思った私は、すみれにこういった。すみれ、私はすみれの恋を応援するよ。私の知ってるすみれは交渉人を目指して頑張ってる。そんなすみれなんだもん。だから親友として薫さんの事を応援してるよという。ありがとうレイちゃんというすみれは綺麗に笑ったのだった。

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