第60話
少女は小さな幸せだったおじさんを失いたくない。その一心だった。
それはおじさんにとっても同じだった。すみれを守りたい。すみれの笑顔を失いたくない。そしておじさんはある日こういった。
二十歳になったので、すみれ、おじさんはもうすみれとは寝てあげれない。すみれは大人になったんだよ。お前と寝ると襲ってしまいそうなことを伝えた。それでもいい。と思ったがおじさんを困らせてしまうと感じた少女は、ゴメン。今までありがとう。もう一人で寝れるよというと、自分の部屋に行った。夜中もなかなか寝つけず勉強をしていた。そんなある日だった。ナオルがおじさんを喫茶店に誘う。
私はレイちゃんに呼ばれてお茶をしてる時に泣いてしまった。
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