第27話
すみれも今では普通の少女のように学校に行き、友達と出かけてる。でも夜は私とではないと眠れないのだ。あれから2年の月日が流れて17歳になったすみれ。すみれの誕生日はすみれと出会った日にしてる。この日はすみれの好きなパンジーの花が綺麗にさいた。4月だ。
高校2年生になったすみれはもう今では普通の高校生だ。この日はおじさんというとああーすみれ誕生日おめでとう。そしてこの日は私と出会った日、すみれはこういう。おじさん。私と出会ってくれてありがとう。そしてすみれという名をつけてくれてありがとう。これからもよろしくねという。レイコちゃんが来てくれて最近の学校での出来事を聞かせてくれた。すみれには男のたくさんのファンがいることを聞かされて私の顔は怖いとレイコちゃんがいうのだ。するとすみれの前では怖い顔しない癖に薫さんやっぱり出るんだね。私には素の自分が。というと、レイコちゃんにこういった。私の事で遊ぶなというと、アハハ、薫さんおかしいというと、笑っていた。でもすみれに今まで告白してきた子たちって好きですと言えばすみれは誰でも好きっていうんでね。恋人としてではなくて友達としてだと思うの。だって男の子のデートの誘いに丁重に断るもん。おじさんが男の人は狼だっていうんだ。だから怖いもんっていってるんだけどね。ただそのファンの子たちも誘ってダメだとしたらあきらめるんだけどねというのだ。すみれはこういった。おじさん。どうしたのと聞かれた私にああー何でもない。気にするなというと、そのケーキどうしたのと聞かれてすみれが答える。これね。おじさんが買ってくれたの。大きいでしょ。なんでもおじさんは誕生日の日は大きなケーキだろうといって毎年買ってきてはそれを半分づつにして一気に食べちゃうのというと、レイちゃんは薫さん。どうしてというので、この子は自分の誕生日を知らないんだよ。だからせめて今日はすみれという名がついた日で、はじめて私と出会った日でもあるんだよ。というので、へえそれでか。というと今年はレイちゃんがいるからレイちゃんも食べるの手伝ってというので、うん。いいよというと、3人でケーキを食べてるのだ。そしてレイちゃんは帰っていったのだった。苦しいと言いながら。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。