第36話
少年からコントローラーを無理やり奪い、スキルをチェックして気になったところだけ指摘して少年にコントローラーを返した。
主人公はボス戦でもボスに勝てるレベル。
「おお!勝ったあああーっ!!」
『よっしゃ!』
「気に入った!名前は!?俺は浅沼嘉乃。」
『大神一樹。』
「え!大神って、夏樹と亜樹ちゃん?と名字一緒じゃん!」
声を上げた嘉乃だけでなく、後ろの二人からも視線が刺さる。
あの二人、結構やんちゃな奴等と仲良くなってんじゃん。
『あー、うん。アイツらの姉だからね。』
「おーすげぇ!三つ子コンプしたぜ!」
私たちの様子を見ていた和巳がケラケラと楽しそうに笑い、嘉乃の肩を叩く。
「英依から連絡とかあった?」
「いや?あれ……今日英依は?」
「やっぱ来てない?そっかー」
和巳が私を見て、その目が私のせいだと言っている。
首を傾げると呆れたように溜め息をつかれた。
『……なに?』
「無自覚ってさ……かわいそ」
『え?』
「なんでもない。英依の居場所探してくれる?慧斗。」
慧斗と呼ばれた金髪の少年に言うと「もうやってる」と短く返され、慧斗はノートパソコンの画面をこちらに向けた。
「うわー、これ絶対捕まってるよねー。」
英依の現在地なのか、地図上の一転に赤い点が点滅している。
でも、場所はゲームセンター。
英依くらいの年の子がいても可笑しくない場所だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます